証券会社 営業
東京の大学を卒業後、地元の北海道に戻り証券会社に入社しました。4年間、リテール営業として、お客様とかかわりを持つなかで、営業の醍醐味や面白さを感じていたものの、個人への営業経験しかないことに一抹の不安を覚え転職を考えるようになりました。当社に興味を持ったのは、対人折衝力を生かしながら多様な経験ができる業務職という働き方があることを知ったから。業界未経験でもキャリアアップできると知り、思い切って東京で働くことを決めました。
2017年5月に入社し、配属されたのはビジネスソリューション事業推進本部の中でも、テナント企業様向けの付帯施設(フィットネスやラウンジ、会議室)の運営をするチームでした。ここで私は、当社が運営しているオフィスビルで働く方を対象とした付帯施設の立ち上げと運営に携わり、デスクワークからお客様への提案まで多様な業務を担当しています。
現在私は、東京ミッドタウン日比谷、日本橋高島屋三井ビルディング、日本橋室町三井タワー内に展開中のテナント企業向け会員制施設「mot.三井のオフィス for Tomorrow」を担当しています。「mot.(モット)」とは、オフィスビル内でフィットネスジムやリラクゼーションサービス、仮眠室、さらにはプライベートの用件を相談できるコンシェルジュまで、様々なサービスが受けられるテナント企業の従業員様向け会員制施設です。仕事の内容は、施設の内装や設備の選定、競合調査、利用規約やスタッフ向けマニュアルの作成、プロモーション施策の実施、クライアントの月次報告といった、新規立ち上げや施設の運営に関する業務全般です。「mot.(モット)」を開設するのは、三井不動産の所有するビルのなかでも最上位に位置づけられる最新の大型物件。テナント企業は一流企業ばかりですから、常に上質なサービスを提供できる運営体制を構築することを心がけています。
1日のスケジュール
現在は日本橋室町三井タワー内の施設をメインで担当しています。「mot.(モット)」のオーナーへの報告・提案、協力会社との交渉、施設の企画・運営など仕事は多岐に渡りますが、どの仕事もやる気があればどんどん任せてもらえる環境です。例えば、利用者数が頭打ちとなっていたフィットネスジムの利用促進キャンペーンとして、ヨガイベントを発案し実施しました。最初はなかなか効果が現れませんでしたが、SNSを活用して集客することで徐々に認知度も向上し、いまでは恒例の人気イベントに成長。施設全体の稼働率の向上にもつながりました。このように、担当する業務をどのように計画・実行するべきかを考えるところから任せてもらえるのは、とてもやりがいを感じます。この仕事は、指示を受けてから動くのではなく自らの意思で動き、業務の質を高めていくことが大切です。施設が入るビルの個性は一つひとつ異なるため正解はひとつではありません。何が最適かを自ら考え、失敗を恐れることなく最善を尽くしていきたいと思います。
キャリア入社者でも意欲ある社員には仕事を任せてくれますし評価も公平。例えば、過去に前例がない試みであっても、可能性があれば積極的に試せるカルチャーもあります。キャリア入社者ならではの他業界からの視点なども大切にしてくれます。ここには、社員の挑戦したい意欲を高め生かす社風がある。当社で働く当事者として実感しています。
現在担当している施設は立ち上げから約3年が経ち、大小さまざまな失敗と成功を通して、施設運営のノウハウも貯まってきました。今後は蓄積した経験を生かして、オフィスビルの価値を高める施設を作っていけるよう、マーケティングやプロモーションも積極的に学んでいきたいです。