人事部長からのメッセージ

「オフィス不要論」にどう立ち向かうか。

コロナ禍をきっかけに、人々のワークスタイルは大きく変わりました。テレワークが急速に普及し、遠く離れた者同士が画面を通じて協働することが当たり前になるなか、「オフィス不要論」を耳にする機会も増えています。三井不動産ビルマネジメントは、2016年に制定したブランドビジョン「ビジネスシーンの明日を変える」のもと、ビルの資産的価値を最大化するプロパティマネジメント（PM）事業を軸に、さまざまな事業を展開してきました。時間と場所の制約がなくなりつつあり、ICTの発達、ダイバーシティ等も広がっている今、オフィスは単なる「働く場」から、「新しい価値を生み出す場」「イノベーションの起点となる共創の場」へと変わっていく。そう考えたとき、ビジネスの多様化、サービスの複層化は当然の選択でした。そしていま私たちは「オフィスがなくても働くことはできる」と考えはじめているお客様と向き合っています。オフィスでなければならない価値、オフィスを超える価値とは何か。私たちにしか提供できないことを常に考え、新たな価値をつくっていきます。

オフィスを知る者にしか
提供できない価値がある。

テレワークができる環境が整っていても、それでも通いたいと思われるオフィスには何が必要でしょうか。充実した設備、快適かつ安心して過ごせる空間、高品質なオフィスを維持する運営管理者の存在——。そのどれもが重要なのは間違いありません。しかし、これらを満たしていればお客様に選ばれる時代は終わろうとしています。オフィスで働く皆さんが高いパフォーマンスを発揮でき、ビルの価値を最大化するための施策はお客様ごとに異なるからです。お客様にあわせた施策やサービスを準備し、提案していく積極性が求められるのはいうまでもありません。100点満点を取って当然とされるオフィスビルの運営・管理を忠実に履行しつつ、お客様にとって魅力あるサービスを創造する。それこそがお客様に選ばれるために必要な取り組みです。これを実行できるのは、PM事業を通じて、お客様、そしてオフィスの隅々まで熟知している私たちをおいてほかにないと自負しています。

お客様と誠実に向き合った
経験が求められています。

出身業界は問いません。キャリア採用でもっとも重視するのは、前職までにどれだけ誠意を持ってお客様とかかわり、どのような価値を届けてきたか。仮に挑戦した結果が満足いくものでなかったとしても、大きな成果でなくても卑下する必要はありません。大切なのは、お客様のために知恵を絞り、汗をかいた経験にあるからです。ビルオーナーやテナント、オフィスで働く人々、ビルを取り巻く地域社会の皆さんにどのような価値を届けるか、あなたのアイデアと行動力にかかっています。三井不動産グループ各社が持つ経営資産や多様なサービスを組み合わせて、お客様に新たな価値を届けてください。私たちは、あなたのやる気と情熱に期待しています。