55のフロア、100を超えるテナント。
PMに求められるのは
多様な課題を解決する力

転職前は不動産建設業の建設・賃貸営業職でした。土地オーナーに対して、アパートやマンションなどの賃貸住宅経営をお勧めする仕事です。契約後も建物の設計や施工、入居者の斡旋、賃貸経営の支援など、一連のプロセスを通じて、オーナーとかかわりを持てるところにやりがいを感じていたのですが、組織再編で業務が分割されることに。これをきっかけに、法人を相手にした影響力の大きな仕事への転職を考えるようになりました。当社を転職先に選んだのは、前職の経験を生かしつつ新しい仕事に挑戦できると考えたからです。

2017年4月に転職し、最初に配属されたのはビジネスソリューション事業推進本部でした。オフィスビルに入居いただいているテナント企業に対し、来訪者の受付業務や庶務業務、研修・教育業務のアウトソーシングといったソリューションを提案する仕事です。2019年4月に現在のオフィス事業推進本部に異動してからは、新宿オフィスが管掌する新宿三井ビルディングのプロパティマネジメント（PM）担当に。異なる事業部の仕事を経験したことで、オフィスビルに多角的にアプローチできるPM担当としてビル経営に携わっています。

歴史あるビルのビル経営を通じて、
テナント企業のビジネスを支援

現在は私を含め6名のPM担当で、55のフロアにオフィスや飲食店など100を超えるテナントが入居する、新宿三井ビルディングの運営を担っています。数あるビルの運営業務のなかで私が担当しているのは、およそ30社のテナント企業へのサービス提供とサポート業務です。オフィスへの入居や転出、更新に伴う契約業務や賃料改定交渉のほか、設備やビルの運営に対するご要望にお応えすることで、お客様が働きやすいワークスペースの実現に尽力しています。

快適なオフィス空間は最低条件。
ニーズを顕在化し、課題を解決する

新宿三井ビルディングには、大手企業をはじめとする名だたる企業が多数入居されています。PMには質の高いサービスと迅速な対応に加え、顕在化されていないニーズを敏感にとらえ、解決策を提案する役割も期待されています。たとえば働き方改革の一環として「テレワークを導入したいがセキュリティレベルを担保したい」というテナント企業からの要望に、ビルのオーナーである三井不動産や当社のビジネスソリューション事業推進本部と連携し、セキュアなテレワーク環境を整備できるソリューションを提案したことがありました。あわせて「会議のあり方」に課題があることもヒアリングすることができ、会議効率化のためのツールやノウハウを提供。お客様にとても喜ばれたのを覚えています。お客様のビジネスの成長や働き方改革に貢献するソリューションを提供できるのは、当社のPMならではのやりがいといえます。ビジネスソリューション事業推進本部時代に培った、テナント企業へのヒアリング力やコミュニケーション力を生かして、これからもお客様とより良い関係を築いていければと思っています。

スタンドプレーよりもチーム。
腰を落ち着けてお客様と向き合える

前職は、競争が激しい不動産営業だったこともあり、社内の評価基準は「数字がすべて」という社風でした。当社は前職と比べるととても温和な雰囲気で、個人のスタンドプレーよりも、チームを挙げて顧客満足度を高めていくことが評価される社風。腰を落ち着けて、じっくりお客様と向き合える社風です。

約3,000社にのぼる顧客基盤を生かし
新たなサービスの創出を！

当社とお取引いただいているお客様の数はおよそ3,000社。私は優良企業が名を連ねるこの顧客基盤に大きな未来を感じています。オフィスで働くみなさんの生産性を高め、お客様のビジネスにいかに貢献するか。これからもビジネスソリューション事業推進本部とオフィス事業推進本部での経験を生かし、新たなサービスの創出に挑戦していきます。