PM業界未経験から、
大規模新築ビルを任される
グループ長へ

前職は分譲マンションデベロッパーの営業職でした。「営業成績がすべて」といっても過言ではないほど、厳しい競争社会ではありましたが、お客様や上司に恵まれ、同期の中でも早く昇進することができました。でもその一方で、分譲マンション営業の仕事しか知らないキャリアへの不安は常に抱えていました。転職して新しいことにチャレンジしてみたいという思いを抑えられなくなったのは31歳のときのこと。転職の際、同業他社に転職する仲間が多いなか、イチから挑戦したいと考えオフィスビルを主戦場とする当社への入社を決めました。

2005年に入社し、三井不動産所有のオフィスビルや、個人や法人、機関投資家などから受託した物件のPM業務や管理業務などを経験しました。現在は、受託事業推進本部内の事業グループをマネジメントするグループ長として、12名のメンバーとともに太陽生命日本橋ビル（日本橋髙島屋S.C.東館）やミュージアムタワー京橋（アーティゾン美術館）など、首都圏および地方の17棟の受託物件のビル経営に携わっています。

オフィスビルのプロとして
大型物件の経営に携わる

受託事業推進本部はグループ企業である三井不動産以外の個人や法人などがオーナーとして所有する物件を担当しています。グループ長としての主な役割は、12名のメンバーのマネジメントやビルオーナーとの重要な折衝ですが、太陽生命日本橋ビルやミュージアムタワー京橋などの大型物件に関しては、ビルの統括責任者として竣工前の立ち上げ準備の段階からプロジェクトに参加します。メンバーとともに入居するテナント企業のニーズを想定し、具体的なビルの使われ方をイメージしながら課題を抽出し、運営方針を取りまとめます。オフィスビルの“現場を知るプロフェッショナル”として、設計に対策を具申するなど、よりよいビル作りに貢献します。

成長への強い意欲があれば、
未経験からでもプロになれる

入社後すぐに三井不動産の大規模ビル内にある当社オフィスに常駐し、運営管理業務を任されました。そこでは賃料改定交渉や入退去対応などのテナント管理のノウハウだけでなく、不動産証券化スキームや複数のオーナーから成り立っている管理組合業務を学び、企画立案力や会計・法律の専門知識を身に付けました。また、管理面では建築・設備の不具合があった時に「真の原因を突き詰めることが大事である」と上司から教わり、現場へ何度も足を運んだり、設計会社やゼネコンと協力をして改善策を試行錯誤したことを覚えています。その後、本社に異動し中小規模ビルの現場で管理業務を中心に法人オーナーと個人オーナーのビル経営にそれぞれ携わり、日常の設備点検だけでなく、空調更新や外壁改修など大規模修繕工事の計画・実施からテナント貸室内装工事まで幅広く経験を積みました。当社の役割を果たすには幅広い知識が求められるため、ファシリティマネジメントや消防法などビル管理に係る法制度を必死に学びました。一つ一つ誠実に対応をすることで、着実に自分の身になっていると日々実感できるとともに、関係者との絆も強まったと感じています。 このような経験がなければ、おそらくいまの私はなかったでしょう。私たちはビル経営のプロ。問題が生じた際、その場しのぎの安易な対応ではなく、問題の背景に何があるのかを見極め、お客様のご期待を超える成果を出さなければなりません。太陽生命日本橋ビルとミュージアムタワー京橋という2つの大型物件の立ち上げプロジェクトを自らの手で主導できたのも、こうした数々の現場で培われた経験のおかげだと思います。

責任ある仕事を任せる
カルチャーがある

入社直後は専門用語が多く、先輩たちの話についてくことすらできない状態でした。しかし、どんどん仕事を任せてもらえたおかげで、自分の成長に貪欲になることができました。当社には、充実した研修・教育制度だけでなく、責任ある仕事を任せるカルチャーがあるからこそ、業界未経験の人材をいち早くプロフェッショナルに育てられるのだと思います。また、入居するテナント企業の役員や幹部との打ち合わせなど、さまざまな経験も積める。成長に貪欲な方にはお勧めの環境です。

建物のみならず
街区を活性化する提案を

私はいま、受託事業推進本部のなかでも最新の設備を備えた大型物件の経営を任せていただいています。こうした経験ができるのも周囲の助けがあったからです。私もグループ長として先輩から受け継いだ知見を次の世代に伝えていきたいですね。個人的には、建物のみならず街区の活性化につながるような取り組みをどんどん実現させていきたいと思います。ビルオーナーやテナント企業のみなさん、そしてこのエリアを訪問してくださるすべての方に快適な環境を提供することが私のミッション。今後も責任ある立場を任せていただけるよう、努力を怠らず、実績を積み重ねていきたいと思っています。