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ビルのPM担当者として
多様化するニーズに
応え続けたい。

近藤 龍
Ryo Kondou

受託事業推進本部事業一部
事業グループ
(総合職)

※所属は取材当時

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ビルのPM担当者として
多様化するニーズに
応え続けたい。

自分が積極的に動けば
ビルの未来も変えられる。

もともと不動産業界に関心があり、就職活動をはじめた当初はデベロッパー志望でした。しかし、業界を研究していくうちに、建物を建ててから寿命を迎えるまで長期的、かつ密接に関わることができる「プロパティマネジメント(PM)」に魅力を感じるようになり、入社を決めました。入社後配属された受託事業推進本部では、ビルオーナーからお預かりしたビルをより良く運営していくための企画立案やその実行に携わっています。現在は5棟のビルを担当し、テナントの入居契約や賃料交渉、管理委託先等関係会社の統括、各種工事の手配などが主な仕事です。やりがいを感じるのは、ビルオーナーへの提案が受け入れられた時ですね。常にビルの将来を考え提案していますが、オーナーの理解は容易に得られるものではありません。以前、オーナーにビルの資産価値向上に必要な修繕積立金の増額を提案することがありました。そのビルは複数のオーナーがおり、なかなかスムーズに話が進みません。オーナーへは粘り強く交渉を続けるとともに、テナントへの賃料増額交渉を行いビルの収益性を高めていったところ、全員のオーナーから了承を得ることができました。提案が現実のものとなったときには達成感がありました。時間はかかりましたが、自分から積極的に働きかけたことによって、ビルにとっての大きなリスクを一つ減らすことができたことは嬉しかったですね。提案が実現した達成感と同時に、PM担当者の責任の重さをあらためて認識しました。

ビルの未来も変えられる。

単なるビルの維持管理に
とどまらないPMの幅広さ。

いま挙げた事例は、PM担当者としての日常のひとコマですが、私たちの仕事はビルの維持管理だけではありません。たとえば、テナントの担当者から寄せられる多種多様な相談事に応えることも大事な仕事です。お客様のニーズによっては、喫煙場所や企業受付の新設、人材や新たなオフィス物件の仲介、内装業者や引越会社の斡旋も行います。時には「社員専用の宅配ボックスを設置できるか?」「社員の制服をリニューアルしたい」「駐車場の一部をカーシェアリングに使えないか?」といったように、一見不動産業と関係のないような要望に応えていくこともあります。PM担当者にとってお客様の要望に応え顧客満足度を向上させてることは大事な使命であり、当社にとっても大切なビジネスチャンスでもあります。MFBMには、多様なソリューションサービスを企画・運営するビジネスソリューション事業推進本部という部署がありますし、三井不動産グループは多様な不動産サービスを提供する企業の集合体になります。ビルオーナーやテナントの担当者などから受ける経営的な課題から個人的な相談まで、グループ力や協力会社とのつながりを駆使してお客様の期待に応えられるのは私たちの強みといえるでしょう。

とどまらないPMの幅広さ。

人との関わりを通じて
自分も成長していきたい。

私がつくづく感じているのは、非常に多くの人々と接する仕事であるということです。だからこそビルオーナーやテナントの担当者はもちろん、オフィスで働く方々のことを日々考えて行動します。また、オフィスビルの運営は、設備工事や警備、清掃などの協力会社との信頼関係なくしては成り立たない仕事でもあります。入社当初、自分よりもはるかに年上で広い知見を持った人々と折衝することは苦難の連続でしたが、今になって振り返ってみると、これらの経験があったからこそ自分は成長することができたのだと感じています。さらに多くの経験を積んでいき、いつかは霞が関ビルディングや新宿三井ビルディング、日本橋三井タワーといった大規模オフィスビルの所長になりたいと思っています。大規模なオフィスビルは、数千人から数万人の人々が関わりを持っています。簡単にできることではありませんが、ビルに関するあらゆる知識や経験に加え、ビルオーナーやテナントからの信頼を獲得するためのスキル、様々なプレッシャーに打ち克つ精神力、関係者を束ねる統率力や納得させる交渉力を身につけ、より多くの企業や働く人々の多様なニーズに応えていきたいですね。

PROFILE

受託事業推進本部事業一部
事業グループ
(総合職)

近藤 龍

2010年4月、MFBMに入社。請求書の発行や契約書の作成を担当する業務課(当時)、ビル設備の維持管理を行うフィールドサービス課(当時)を経て、いまの部署へ。現在は、都内5棟のオフィスビルを受け持つPM担当者として、ビルオーナーとテナント企業から寄せられるさまざまな要望に応えている。

近藤 龍